賃貸か持ち家か?という論争は条件によって違いすぎるので永遠に答えは出ませんが、よく言う
今の家賃負担と同等の住宅ローンで持ち家が買えますよ
という言葉には気をつけなくてはいけません。
というのも、同等の住宅ローンでは持ち家の方がリスクが高いからです。
持ち家は負担を小さくする代わりにリスクを背負うもの
現在賃貸で家賃を月8万円支払っている人がいるとします。
その人が
物件価格3000万円
35年の変動金利で月々の住宅ローン負担は家賃と同じ約8万円で持ち家が手に入りますよ!
と不動産屋に言われたら、それなら・・・と思っちゃうことも多いみたい。
しかし、持ち家の場合賃貸にはない様々なリスクを負うことになります。
代表的なものとしては
- 不動産価値の変動リスク
- 金利変動のリスク
- 引っ越しのリスク
- 火災保険でカバーできないトラブル
- 消耗品の買い替え
などなどたくさんあるんですよね。
そのため、同額では全然割りに合わないのです。
詳しくはこちらの記事もどうぞ↓
自宅を買うなら家賃の7割以下のローンが適正
では、上記のリスクも加味した上で住宅ローンの場合いくらくらいでローンを組むのが適正なのかというと、私は現在負担している家賃の7割以下だと思っています。
家賃8万円の人であれば56,000円以下ですね(^ ^)
えっそんなに低くしなきゃいけないの!?と思うかもしれませんが、リスクも加味した同等の価値という点で考えればそのくらいが適正なんですよね。
一般的な不動産投資の場合、家賃8万円の物件は大体1500〜2000万円で仕入れているので、3000万円の物件と同等なわけがありません。
しかし、住宅の場合は不動産投資で使う事業用のローンよりも低金利だし控除もあるし団信もついてくるなどのメリットもあるわけです。
そのため、それらのメリットも加味すれば大体7割くらいが損益分岐点でなるのは?と私は思っています(^ ^)
とは言っても損益だけは計れないのがマイホーム
いつも言っていることですが、自宅を損益だけで見るのであれば十分な利回りが期待できる投資用としても優秀な物件を自宅用として買うのが一番お得です。
しかし、自宅というのはやはり損益だけでは計れないものなんですよね。
そのため、どうせ買うなら新築がいいし今の賃貸よりもグレードの高いものを求めてしまいがち。
まぁでも人生においてやはり住まいというのはものすごく重要だと私自身も思っています。
そのため、現在の家賃と同等の不動産を買うということは、今よりもかなり大きな負担を背負うことになるということを知った上で買うことが重要ですね!
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以上、最後までお付き合いいただきありがとうございました!
コメント
住宅ローンの7割というか住宅ローン+管理費+修繕費(修繕費は将来の上昇も含めて平均で見て)=家賃(家賃というか月収手取りの3割程度)が妥当なラインといえそうですね。これが一般の人向けの説明では間違ってないとは思います。
でも、都心の場合は個人的には出来る限りいい物件がいいと私は言いますね。将来売る前提で。たま~にタワーマンションで超お得な物件が都心にはあるんですよね。つい最近でいえばパークタワー勝どきとかがそれにあたると思います。まあ、平均倍率3倍で最高倍率30倍とか言われてますから、当たる物件を探すのが大変とも言えますけどね。あのような物件であれば住宅ローン組めるのであれば突撃したほうがいいと私は言いますね。
つい最近結婚した女友達に7年前ぐらいにタワーマンションの2LDKを勧めてたんですが(年収400万円で4000万円の部屋を購入!住宅ローン換算だと10万円程度)結婚と同時にそのマンションを売ったわけですが、売値がなんと6600万円!ローンの元本も3000万円台前半まで落ちてたので急に3000万円の現金が手に入ったと喜んでました。3000万円利益を得ても1円の税金もいらないというおまけ付きで。結婚資金には十分なお金になったと思います。
その当時ほどおいしい物件は今はないかもしれませんが、たま~においしい物件があるのでそこに突撃がお勧めですね。晴海フラッグは少しリスクあるけどこちらもお勧めですね。
そうですね(^ ^)
管理費はイコール共益費として、修繕費は一般的にいくらは分からないので分かりやすく7割以下と表現しています。
ただ、私は修繕費を加味しただけでは持ち家の方がリスクが高いと思っているので、もう1割くらい乗せたいところですね!
都心のいい物件となると億越えになっちゃうと思うので、これもほんの一部の金持ちの特権ですね。
要は、不動産もすでにお金のある人にしかお得なものは買えないということが真実だと思います。