先日友人から“貧困女子”というワードを聞いて、最近貧困女子についてちょっと調べてみたりしていたんですが、貧困女子ってけっこう定義が曖昧なんですよね。
取り上げられている女性の中にはこれは貧困というのか?という人もたくさん出てきます
というのも、貧困と呼ばれるレベルではないけど低収入もしくは何らかの原因があって生活が苦しいという貧困女子が多いんですよね。
今回はそういった貧困女子の実状について書いていきたいと思います。
貧困とはそもそもどんな状況?
貧困女子とは、非正規で働く女性で月の手取りが10〜15万円の方のこと(サイトによっては可処分所得が122万円未満)を言います。
では、貧困とはどういった状態のことを言うのでしょうか?
貧困の定義は様々あり一概には言えないようですが、一例として国連機関のUNDP(国連開発計画)では
教育、仕事、食料、保険医療、飲料水、住居、エネルギーなど最も基本的な物・サービスを手に入れられない状態のこと
を貧困の定義としています。
ただ、メディアで紹介されている女性のほとんどは上記のものは揃っている状況だったので、国連の定義だと貧困とは言えないのかなと思いました。
というか、日本においては全国民に上記のサービスは提供されているはずです。
しかし、貧困には絶対的貧困と相対的貧困の二種類存在するんだとか。
上記の定義は絶対的貧困に対して、相対的貧困というのは
国や社会、地域など一定の母数の大多数より貧しい状態のこと
らしく、所得で言うと日本の場合は年収が約122万円以下の場合相対的貧困に該当するらしいです。
単身女性の3分の1が年収122万円以下ってホント?
年収が122万円以下ということは月収で言うとちょうど10万円程度ですよね?
そんな低収入な人がそんなにたくさんいるのかな?と思ったら、20〜64歳の単身女性の3人に1人がこの相対的貧困に該当するそうです。
この数字正直びっくりじゃないですか??
これくらいの所得であれば税金もほとんどかからないと思うので、そのまま手取りとして受け取れたとしても月に10万円以下ですよ。
これでは一人暮らしはもちろん無理だと思うので、実家で生活しているということでしょうか。
そして、単身女性のほとんどは若者です(未婚率は40代で20%弱、50代だと10%程度)
ということは、この相対的貧困に該当するのはほとんどが20〜30代の比較的若い層であるということですね。
貧困“女子”という名前がついているのも若者が多いから??
実際に、ネット記事や動画で紹介されている女性のほとんどが20〜30代の女性です。
こういった若者、その中でも特に女性が今相対的貧困に陥りやすいということが分かりますね。
なぜ若い女性が相対的貧困に陥ってしまうのか
しかし、若い女性の3人に1人が月10万円以下の収入しか得ていないというのは衝撃です。
とはいえなぜこんなにも低収入なのでしょうか?
正社員の職につくことができず非正規雇用だから
というのが真っ先に思いつきますが、非正規であってもフルタイムで働けば月に10万円以上は稼げますよね?
最低賃金クラスの時給800円で働いていたとしても、800円×8時間×20日=128,000円になります。
ということは、こういった相対的貧困に該当する若い女性はそもそもフルタイムで働いていないということが言えそうです。
では、こんなにも低収入なのになぜフルタイムで働かないのか?
それは、実家で生活しているからではないかと私は思っています。
たとえ月収が10万円以下だったとしても、実家で暮らしていればそれなりの生活水準で生活ができちゃいますよね?
要は、月10万円でもそれなりの生活ができてしまうのでそれ以上に働く必要がないというだけなのではないでしょうか。
実家に守られていない貧困女子が問題
ということで、単身女性の3人に1人は相対的貧困に該当するというのは事実ですが、その中のほとんどが若い女性で
実家に依存している(もしくは男性に依存している)ためそんなに働く必要がないから低収入なだけ
というのが真実なのではないかと私は思っています。
ただ、問題なのはそういった実家や男性に守られていない若い女性たちです。
前回の記事で紹介した2名もそうですが、月の収入が10万円以下ではないものの自立して生活しているため苦しいという状態ですね。
というか、ネット記事や動画で紹介されている貧困女子のほとんどが相対的貧困以上に稼いではいるけど何らかの原因で生活が苦しくなっているケースがほとんど。
例えば東京の中心地など物価が高い地域で一人暮らしをしている、借金を背負っている、シングルマザー、親への仕送り、夫や彼氏に貢いでいるなどなど。
そういった相対的貧困とまではいかないけど月収10〜15万円程度の単身女性というのは、決して普通の生活ができないレベルの貧困ではありません。
しかし、ちょっとイレギュラーなことがあると途端に生活が立ち行かなくなるという危うさがあるんですよね。
というのも、その日暮らしで貯蓄を全くしていないケースがほとんどだから。
周りと比べずもっと生活水準を落として資産を作ろう
前回の記事でも同じことを言いましたが、紹介されている女性のほとんどが収支のバランスを見直して少しずつでも貯蓄していくことができれば貧困女子から抜け出せるケースがほとんどです。
しかし一番の問題は、今の若者はそれなりの生活水準の中育ってきているので、容易に生活水準を落とすことができずに苦しんでいるということではないでしょうか。
実際月の生活費が12万円程度で「人並みの生活ができなくて苦しい」「欲しいものが全く買えない」と言ってますからね
かくいう私は貧困女子と呼ばれる女性たちとほぼ同じくらいの生活水準で暮らしていますが、自分は貧乏だとかひもじいとか一ミリも思ったことがありません。
それはもともと低い生活水準で満足できるからです。
これは本当に私の強みだなと思っています( ´∀`)
ということで、私からすると現在存在する貧困女子のほとんどは自身の収入に対して元の生活水準が高すぎるから貧困だと感じるだけではないかと思うんですよね。
こういった女性たちも、周りと比べることなくもっと低い生活水準でも楽しんで生活できるようになればこんなに苦しむ必要はないのではないでしょうか。
そして貯蓄してある程度の資産もできれば、さらに人生に余裕も出てきます。
そのため、今の綱渡り状態をやめてすぐに貯蓄ができる家計に変えて欲しいなと思いますね。
最近コロナの影響で仕事が減り、夜の仕事をせざるを得ない女性が急増しているというニュースもありましたが、そういう女性に限って都心のワンルームで家賃8万円くらいのところに住んでたりするんですよね。
体を売るくらいだったらもっと郊外の家賃4万円くらいのところに引っ越せよって正直思うんですけど
または、親との関係性がよくなかったとしてもこういった有事の際は頼ることも大事だと思っています。
実家にしばらくお世話になって、生活が立て直せるまでになったらまた自立すればいいわけですから。
中には頑なに親へ頼ることを拒む人もいますが、自分は親に頭を下げてでもお世話にならないとまだ生きていけない未熟者であるということを認めるべきですね。
もっと謙虚に、地味に生きていきましょう♪
以上、最後までお付き合いいただきありがとうございました!
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