去年の年末に何人かの友人とお茶したんですが、その時パート主婦をやっている友人が
旦那から生活費はちゃんともらってるんだけどさ・・・
自分の貯蓄が全然ないから不安なんだよね
と言っていました。
この悩みって結構あるあるじゃないですかね??
たとえ配偶者名義の資産があったとしても、やはり自分名義のものがなければ不安になっちゃうんじゃないかなと。
婚姻中に築いた資産は夫婦共有のものとはいえ、結局名義人にしか決定権がないのが現実。
だからこそ、本当に共有のものとするためには、私はそれぞれの名義でそれぞれ資産を持つことが重要だと考えています。
実務的な権利は名義人にしかない
このブログやXでも度々言っていることですが、銀行口座も証券口座も現在日本では共有口座というものはなく、必ず個人名義で持たなくてはいけません。
そして、それを動かせるのは名義人のみ。
実際、銀行で名義人の配偶者が「これは夫婦共有のお金なので私にも権利がある!」と主張しても、配偶者がお金を下ろすことはできませんよね?
つまり、認識的には共有のものでも、実務的な権利は名義人にしかないのです。
友人の場合、夫の収入で家族4人分の生活費を賄い、残った分を毎月貯蓄に回しているようですが、もちろんその貯蓄は夫名義。
そして友人のパート代(月5〜7万円らしい)はというと、友人的に自分のものは生活費では買ってはいけない気がするのでこのパート代で買っているとのこと。
そして、万が一の時のためにそこから2万円は残すようにして、それをコツコツ自分名義で貯めてるけどなかなか貯まらないんだよねぇと。
そこで、私がしたアドバイスはこちら。
今すぐ友人ちゃんのパート代は全額友人ちゃん名義で貯めてー!!!
共有の財産なのに稼ぐ方に権利が偏りがち
夫婦で話し合って役割分担をするために友人ちゃんは仕事やめたんでしょ?
だったら夫さんの収入で友人ちゃんの個人的な費用も賄うのが当たり前だよ
そうかもしれないけど・・・
でも今更そんなこと言い出せないよ〜(>_<)
これは「夫察しろ案件」です。
友人が家事育児に専念するために仕事をやめたのにパートを始めたのは、自分の趣味のものを買う際に生活費から出すのは気が引けたためとのこと。
妻がそんなふうに思っていることに気がついてくれよ・・・
そもそも夫婦で得た収入が共有のものだとすると
夫の収入+妻の収入ー家族の生活費=夫婦共有の資産
となると思うんですが、実際に名義人ベースでいうと友人のように、稼ぐ方に貯蓄が集中して家事育児に専念している方にはほぼないという状況になっていることが多いのではないでしょうか??
もちろんこれで全く問題ない場合はいいですが、友人のように「相手のお金を使うことに気が引けてしまう」とか「自分名義の貯蓄がないと不安」と思ってしまうタイプにはよろしくありません。
本当に共有のものという認識があるのであれば、稼ぎの大小に関係なく同等の貯蓄がないと本来おかしいです。
そのため、私はすでに夫さん名義に貯蓄が集中してしまっているから、これからは友人ちゃん名義の貯蓄を増やすために友人ちゃんの個人的な支出も夫さんの収入で賄って、友人ちゃんのパート代は全額友人ちゃん名義で貯めろと言ったんですよね。
しかし、やはり友人からそれは提案しにくいみたいで。
だから、そこは稼いでいる方が察して、夫のほうからそういう提案をしてほしいのです。
贈与税に気をつけながら夫婦それぞれで資産を持とう
このように、家庭でそれぞれ役割分担をすると、夫婦共有の資産なのに一方にのみ権利が集中してしまうケースが出てきます。
ただし、今回の友人のように自分名義の稼ぎであるパート代があればそれを貯蓄に回すことができますが、専業主婦等で稼ぎがない場合は、配偶者に贈与してもらわなければ自分名義で貯蓄することができません。
そしてこの贈与は、夫婦間であっても年間110万円の非課税枠を超えると贈与税が発生してしまうので、この非課税枠もうまく使いながら夫婦でなるべく平等になるように資産を築いていってほしいなと思っています♪
そして友人のように1人で悩まずに、しっかり配偶者と話し合ってくださいね!
我が家は子供がいないので同等に稼ぎ同等に資産を築いていますが、子供がいる場合どうしても女性の方が子供を産む性な分“稼ぐ”という点では不利になりがち。
そのため、男性の皆様は奥様がこのようなことで悩んでいないかも確認してあげてくださいね〜( ´∀`)
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