「子供に恵まれないことなんて大したことじゃない
世の中にはもっと辛い思いをしている人がたくさんいるんだから」
これは数年前にある人に言われた励ましの言葉なんですが、私はこの「そんなの大したことじゃない」という言葉を常に投げかけられてきた結果、自分でも
それは大したことじゃない
と自分に言い聞かせるようになりました。
現在社会的にも大きな問題となっているある女性アナウンサーの性被害。
私も大学生の時に性的被害に遭いましたが、最初それを警察や親に相談することができませんでした。
それは、「そんなの大したことじゃない」と言われるのが怖かったから。
傷つきたくないから言わない、言えない
この話はずっと前にこのブログでもしたことがありますが、私の場合当時オートロックのない安アパートに住んでいたため、侵入されてしまいました。

具体的な内容はセンシティブなので書きませんが、その時も自分で自分に「大したことない」と言い聞かせていたので、通報することなくそのまま大学に行ったんですよね。
そして、大学で友達に「そういえば実はこんなことがあってさー」と軽いノリで話したら、その場に居合わせた全員がびっくりして

えっ何で警察に行ってないの!?
そんなのうやむやにしちゃだめだよ!!!
と言ってくれて、その後は友達が警察にも付き添ってくれました。
そして、家に帰るのは危ないからと近くの友達で交代で1週間ほど私を家に泊めてくれたのです。
そうこの時、私の受けた被害を「大したことじゃない」と軽視せず、「大ごと」として扱ってくれたんですよね。
それにどれだけ救われたか、体験したことがある方でなければ分からないかもしれません。
今話題の女性も上司に被害を報告した際、「辛かったね、休もうね」という言葉はかけてもらったものの、その被害を大ごととして扱わず、一緒に戦ってもくれなかったとのこと。
勇気を振り絞って言ったのに、どれだけ辛かったことでしょうか。
私はこの話を聞いた時、当時の自分と重なって胸が苦しくて仕方がありませんでした。
自分の痛みも人の痛みを軽視してはいけない
このように、自分の被害や苦しい胸のうちを打ち明けた時にそれを軽視され、余計に傷付いてしまうということはよくあることかなと思うんですよね。
冒頭の言葉も、言った本人は励ましのつもりでも、不妊治療で心が壊れそうだった私にとってそれは心が軽くなる言葉ではなく、自分の痛みを軽視されたと感じて悲しくなりましたから。
だから、それが怖くて誰にも言えずに苦しんでいる人も多いはずです。
私自身、昔から「これは大したことじゃないんだ」と自分に言い聞かせるクセがついていたので、その分他人の痛みも軽視してきたんじゃないかと反省するところです。
ただ今からでも遅くはないので、自分も他人ももっと大切に扱うことを心がけたいと思います。
普通に考えて、今回の性被害もその女性を大切に思っていればそんなひどい扱いなんてできないはず。
権力や腕力でどうにかしようとするなんて、もはや知性のある人間が取る行動ではありません。
ということで取り留めのない話になってしまいましたが、とにかくみんな自分も他人も大切にしていきましょう!
そして、ネット上で当該女性を叩いてセカンドレイプしてるやつ
全員天罰がくだれ!!!
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以上、最後までお付き合いいただきありがとうございました♪
コメント
文化というのは怖いんですよ。
集団の内側にいると分からないんです。どんなおぞましいことでも良いことだと感じてしまうんです。
佐々木さんも普通の善良な人にもかかわらずそういうことをやってしまっているのです。
裸族に裸は恥ずかしいと言ってもわからないのと同じです。