最近扶養の130万円の壁がまたニュースになって、
そんな壁意識せずにもっと働け
そもそも3号はずるいから廃止だ!
という声が聞こえてきています。
私は一貫して言ってますが、扶養はお得ではあるものの
住民税非課税世帯
マイクロ法人
の2つも超絶お得なので、なぜ3号だけが異様に叩かれているのかいつも謎で仕方がないんですよね。
ということで、今回はこの件について深掘りしてみたいと思います!
3号だけがお得なわけではない
先に書いた3つの現在の各利用者数を調べてみると
- 国民年金の第3号被保険者数約870万人
- 非課税世帯で国民年金全額免除者数約520万人
- マイクロ法人で厚生年金にほぼタダ乗り?万人
ということで、3号が今数が一番多いものの年々減少傾向、逆に全額免除は年々増加傾向とのことでした。
そして3号と非課税世帯で比較した場合、3号は負担金ゼロで将来満額年金をもらえるのに対して、全額免除は負担金ゼロなのは同じですが将来もらえる年金が半分になってしまいます。
そのため、一見扶養のほうがお得に見えますが、3号は配偶者が2号(会社員や公務員)で年金を満額払ってないと入れません。
ということは、夫婦単位で見ると
2号と3号の夫婦
夫全額負担+妻免除=1人分の負担で2人分の年金がもらえる
1号と1号の非課税世帯夫婦
夫免除+妻免除=0人分の負担で1人分の年金がもらえる
となるので、結果同じなんですよね。
しかも、今後強制徴収できる厚生年金に基礎年金も支えられていくため、一番割を食っている2号さんが受けている恩恵のこの3号を剥奪するのはかなり無理があるのではないでしょうか?
普通に考えたら資産があるのに免除を利用している人や、マイクロ法人でのタダ乗りのほうが叩かれるべきなんですけどね〜( ´∀`)
世の中よくわかりません
叩かれることのないお金持ちの世界
もっと言うと、3号に入れるということはイコール配偶者が2号なので、FIREできるほどの資産がなく、給与所得が1000万円以下のごく普通の一般家庭な場合がほとんどなわけですよ。
というのも、2号さんでも給与所得が1000万円以上になれば節税のために法人を作る選択肢も出てくると思うので
ということは、同じ所得水準でも
資産所得が1000万円以上あるお金持ち
資産所得にかかる税金は一律約20%
事業や給与所得がなければ非課税世帯になれる
事業や給与所得が1000万円以上あるお金持ち
マイクロ法人で社会保障費の負担は最小
配偶者を3号にすることも給与を支払うことも自由自在
ということになるので、普通に考えて上記のお金持ちが叩かれて然るべきなのに、お金持ちではない2号+3号の普通の家庭だけがなぜか叩かれているという理不尽さ。
まぁ中にはマイクロ法人作ってさらに扶養制度も利用している強者もいると思いますが、上記の現在870万人いる3号家庭の大多数は、お金持ちではない普通の家庭のはずです。
知らないことは叩けない
結局扶養制度よりもお得なのになぜ叩かれないかと言えば、資産持ちでも非課税世帯になれてしまうことや、マイクロ法人を使った節税なんかは世間ではあまり知られていないからということに尽きるかと。
ってかこんなの氷山の一角で、もっともっとそんな抜け道なんてたくさんあると思うんですよね
誰かがお金持ちになるために一番重要なことは、税制を制することだみたいに言ってた気がします。
実際、そういう皆が知らないお得制度を最大限活用するからこそお金持ちになれるというのは、調べれば調べるほどにほんとそうだよなぁと私自身も実感しています。
と言いつつ私自身今は、扶養にも入れなければマイクロ法人を設立するほど高所得でもない超中途半端な全額負担の1号被保険者なんですがね(笑)
勉強しておきながら何の恩恵も受けられていないアホみたいな感じになってますが、今後はもっと賢く税制を利用していきたいと思っています。
ということで長くなりましたが、私が言いたいことはだたこれだけ。
有無を言わさず税金も社会保障費も払わされて制度を支えている2号さんの配偶者を叩くでない!o(`ω´ )o
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