私は、28歳で1000万円の貯蓄に成功し、それからも少しずつグレードアップをしながら資産形成をしていく中で、次の目標として35歳までに3000万円という目標を掲げています。
今のところ、これから極端な経済状況の悪化や、自分自身に不測の事態などが起きない限り、90%くらいの確率で達成できそうです(^^)/
ちなみに、どうやってここまで貯蓄をしてきたの!?と気になる方は、こちらの記事を読んでみてください。
私の経験をもとに40歳までの資産推移表を作っていますので、この表どおりに推移すれば理論上は誰でも達成できるはずです。
私はアベノミクスに助けられて表よりも早い段階で3000万円に到達できそうですが、35歳で3000万円の貯蓄が達成できると、その後の人生がどう転んでも安心できますよね。
35歳からの生き方
35歳という年齢は、ほとんどの方が人生の大きな分岐点を迎えているのではないかと思います。
結婚して子供がいる方もいれば、仕事一筋で頑張っている方、早々にリタイア生活を満喫している方もいるかもしれません。
そんな様々なライフスタイルを送る上で、やはり必要になってくるのはお金ですよね。
お金がなくても幸せに暮らしている人はたくさんいらっしゃると思いますが、あれば選べる選択肢が一気に増えることは確かです。
では、実際に35歳の時点で3000万円の貯蓄を用意できていたら、その後のライフスタイルにどのように影響してくるのか。
具体的に様々なライフスタイルの場合でシミュレーションしてみましょう。
結婚してどちらかが専業主婦(夫)になり、子供を2人育てる場合
1人分の会社員としての収入は無くなりますが、3000万円あればそれを使って資産運用することで、ある程度の収入を得ることが可能です。
しかも、自宅でもできますので、出来れば専業主婦(夫)となるほうが、2人の子育てをしながら運用ができるようになると、とても効率がいいですよね。
3000万円で年5%の運用益が出せるようになっていたとすると、年間150万円(税抜120万程度)を家計の足しにできることになりますので、かなり余裕が出てくると思います。
その後、子供の手が離れたら、また働いても働かなくても、経済的にはどちらも選べるという心の余裕も持てます。
もし子供がいなければ、その分自分たちの楽しみに使ったり、老後のために堅実に貯めておくのもありですね。
結婚して共働きを続けながら、子供を2人育てる場合
こちらの場合も、35歳で3000万円の貯蓄ができた方であれば、仕事と子育てを両立しながら、合間に資産運用を続けることは可能だと思います。
難しい場合は、なるべく値動きが少なくなるように投資先を徹底的に分散させるか、一部を元本保証の商品や投資信託にするといいかもしれません。
利益は年間数十万に減ってしまうかもしれませんが、将来、子供が大学に進学したり、大きなお金が必要になったときに、とても頼りになる存在になりますよね。
そもそも、共働きであれば資産運用をしなくても経済的には余裕があると思いますので、プラスアルファの安心材料として安全運転の運用をおすすめいたします。
結婚して二人とも仕事を辞め、子供を2人産み育てる場合
これはちょっと無謀なのでおすすめはしませんが、一応シミュレーションしてみます。
これもいくつかの条件を満たせば、一応は可能であると思います。
まず、ふたりがそれぞれ3000万円を用意できていたとすると、合計6000万円あるということになりますよね。
そして、その6000万円で年10%の運用益を出せるようになっていれば、600万円(税抜480万円)の収入になりますので、理論上は可能ということになります。
しかし、毎年10%の運用益を出し続けるのはかなり難しいですし、将来の年金も自分たちで用意する必要がありますので、実際にはかなり厳しいのではないかなと思います。
2人の子供にも、金銭的な面で我慢をさせることも出てきますよね。
どうしてもという方は、田舎へ引っ越して、自給自足の生活をし、極限までお金を使わない生活に切り替えるか、完全に働かないのではなく、足りなくなったらその都度働くという形にすれば多分可能ではないでしょうか?
責任は負いかねますが(笑)
独身で60歳まで働き続ける場合
ご自身の年収に運用益150万円をプラスして、同世代よりも少し余裕のある日々を過ごすも良し、ひたすら利益分は運用に回し、定年後にリッチな老後を謳歌するも良し、お金で苦労することはまず無さそうですね。
会社員として定年まで働けば、年金もそれなりにもらえますので、かなりの資産を保有していることになると思います。
こうなってくると、逆に財産問題で親族が揉めないように配慮することが必要になってくるレベルですね(笑)
ご自身の財産を最終的にどうするのか、早いうちから考えておく必要がありそうです。
独身でセミリアタイアを目指す場合
3000万円は大金ですが、残念ながら、リタイアするには全然足りない額ですよね。
セミリタイアという形で多少収入を得ながら、贅沢をしない暮らしであれば可能かもしれません。
ただし、やはり会社員のメリットも大きいですし、不測の事態を考えて、周りにも迷惑を掛けないということを考えると、最低でも5000万円は用意してからのほうが安全です。
例えば、運用を続けて40歳前後で5000万円の資産を用意出来た場合、リスクを減らすために、1000万円は元本保証の商品として置いておいて、4000万円を5%で運用したとします。
運用益200万円(税抜160万円)にプラス100万円くらいの収入があれば、贅沢をしなければ十分生活はできると思います。
もし、リーマンショックのようなことが起きて、運用している分が半額になったとしても、まだ40代であればもう少し働いて収入を増やすことで減った運用益分を補てんできると思いますし、1000万円と半分の2000万円の3000万円は残りますので、十分やり直しは効く範囲内ですよね。
ただし、こういった市場の状況に常に影響を受けるということは、精神的に常に不安を抱えている状況になるということです。
会社員としてのストレスからは逃れられますが、また別のストレスを抱えることになるということは忘れてはいけませんね。
独身で完全なアーリーリタイアを目指す場合
そして、完全なリタイアを目指すのであれば、やはり1億円は必要ですね。
私は、自由を手に入れるからには絶対に周りに迷惑を掛けてはいけないと考えていますので、かなり余裕を持った計画でいきたいと思います。
まずは、35歳3000万円からスタートして、何歳の時に1億円を達成することができるのか?
毎年平均年10%の運用益プラス追加資金200万円ずつした場合、計算上44歳の時点で達成できます。
これまでも貯蓄ができて、運用成績も10%達成できている方であれば十分実現可能ですね。
もっと運用成績がよければ、30代でも可能かもしれません。
さて次に、無事1億円の貯蓄を確保できたらそれをどう運用するかですね。
こちらの場合も、リスク軽減のために3000万円は元本保証の商品として確保し、残りの7000万円を運用すると仮定すると、10%の運用益であれば700万円(税抜560万円)が得られます。
もしくは、リタイアしたあとは運用にも時間をかけたくない!という方は、配当金だけを使って生活していくのも手だと思います。
2000万円を残し、8000万円で3.5%の配当金が得られるとすると、280万円(税抜224万円)ですので、節約生活をすれば何とか生活できる金額ですよね。
運用もせずにお金だけが毎年入ってくる。まさにこれこそ完全リタイアという名にふさわしいですね(笑)
まとめ
さまざまなライフスタイルでシミュレーションしてみましたが、皆さんが目指している、もしくは今の状況と照らし合わせて参考になりましたでしょうか?
どの場合でも、35歳で3000万円用意ができれば、その後の人生がかなり楽になることは分かっていただけたのではないかなと思います。
長い目で考えると、若いうちに多少苦労してでも貯蓄を頑張ったほうが絶対にお得です。
皆さんも、長い人生少しでも楽しく生きていけるように、今のうちに準備していきましょう(^^)/
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