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子ナシに養子をすすめる人多すぎ問題。まずは現状を知ろう

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管理人ちー

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我が家はなかなか子供を授かれないため、「養子はどうですか?」というコメントをよくいただきます。

というか、どのコメントよりも謎に多いのがこの養子に関することなんですよね。

そのため、毎回同じ返答をするのが大変なのでここにまとめておきたいと思います。

 

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そもそも養子はハードルが高すぎる

養子を迎えるって、実はめちゃくちゃ狭き門であることを皆さんご存知でしょうか?

夫婦の年齢、資産・所得状況、夫婦・親族間の状況、その他様々な条件をクリアしたものだけが

審査に合格し、応募する権利を得ることができます。

今の日本の特別養子縁組の実態について~知ってるようで知らない法律の話~|坂井真理(さかいまさと)
「特別養子縁組制度」は1988年に成立してからまだ37年しか経っていないんだけど、短い間に劇的に変動しており、それは今現在も継続中の「過渡期」 当事者でも常にアンテナを張っていないと、知識がどんどん時代遅れになるので、勉強してくれたら嬉しい...

 

そしてその権利を得たとしても、現在養子になりたい子供の数に対して養親になりたい夫婦はサイトによってマチマチですが50〜100倍と言われています。

ある方の実際の体験レポによると、養子を希望する子に対して70組の応募があるなんてことはザラにあり、その方自身もう何年も待っている状況とのことでした。

 

また、私自身本気で考えたことがあり実は面談を受けたこともあります。

しかしその団体でも倍率は高く、待っている間に年齢制限を超える方も多いと聞きました。

 

ってか正直私自身、この時まで恵まれない子供を引き取る養親は引くてあまたなのかと勘違いしてたんですよね。

しかし現実は、育児放棄をしたり虐待する親はおり児童相談所への通報も増えている一方で、親権を手放す親は極めて少ないそうです。

 

なぜ虐待しても親権を手放す親は少ないのか

え?育児放棄や虐待をするのに何で親権を手放さないの?って思いますよね。

これには様々な理由があるみたいですが、その団体の方の話では

 

①子に関する補助金がないと親自身が困る

②子を愛していても未熟がゆえにそうなってしまう

 

というケースが多いそう。

そのため現在虐待だけでなく子供の貧困も問題視されていますが、親が親権を手放さないので養子にできないというのが現実なのです。

 

また、養子を迎えるにあたっては

血の繋がる親族と最悪縁を切る覚悟

障害児を育てる覚悟

の2つが必要とも言われました。

 

というのも、自身は養子を実子のように思っていても自分の実親(つまり養子にとっては血のつながらない祖父祖母)は他の兄弟の実の孫とは同じように扱えない場合もあるから。

まぁ実際綺麗事抜きにしたら、そりゃ血の繋がった孫のほうが可愛いに決まってますからね。

 

遺産だってやはり血の繋がった孫に残したいので、相続問題にも発展するケースもあるみたい。

このように実際には自分と養子の間以外の人間関係にも様々な問題が発生する恐れがあるため、その際迎えた養子を守るために実親や兄弟と縁を切る覚悟も必要になるというわけ。

 

そして養子に出される子は障害児であるケースも高い(上記に載せた記事よると障害児率は通常の10倍以上とのこと)ですが、もちろん養親側には選ぶ権利はありません。

そのため、障害児を育てる覚悟も必須となるのです。

 



人にすすめるのはいいけど現状は知っておくべき

私の場合、そういう実情を一通り聞いた上で自分にはそこまでの覚悟はないとハッキリ分かりました。

また、この時はとにかく子供がほしいという気持ちが強かったのでこの面談も受けたわけですが、その後もっともっと深く考えていくと私は「子供」がほしいというよりは「愛する夫の子供」がほしいんだということも分かりました。

 

人間の子供はペットではありません。

実子に恵まれないからといって代わりになるものではないし、そもそも実子以上に迎えるのはとんでもなくハードルが高く、その後に必要な覚悟も並のものではないのが現実。

 

多分ですが、養子の提案をしてくる方はほぼ未経験者で、このような現状を知らないから他人におすすめするんだろうと思います。

ただもちろん悪気はないと思うので、今後同じような質問が来たらこの記事を紹介したいと思っています( ´∀`)

 

そして、そういう子供たちを救いたい!と思うなら倍率が高すぎて実現可能性が低い養子ではなく、私のように

児童養護施設への寄付

という形で支援しましょう。

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お住まいの自治体が指定する寄付先を選べば所得控除も利用できますよ

私もそこから選んでます

 

もしくはそういう施設でボランティアをするかです。

どんなにひどい親であっても親権を手放さない以上、こういった形での支援しかできないのが現状ですから。

 

そして私自身、当事者としてこの問題に関わったからこそこの現状を知ることができました。

そのため、多くの方に同じように知っていただき、支援の輪を大きくしていけたらいいなと思っています。

 

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以上、最後までお付き合いいただきありがとうございました♪

 

コメント

  1. たにやん より:

    ちーさんのように資産形成をされて、みんなが羨むような資産を築かれた方でも、子供を授かりたいなど人間の悩みは尽きないものなのですね…
    複雑な気持ちになりました。

    資産が大きくなれば衣食住の悩みは少なくなるかもしれないですが 人である以上、完全に悩みが消えることはなさそうですね!

    • 管理人ちー 管理人ちー より:

      お金をかけてでも子供がほしい大人、お金のために子供を利用する大人、色々ですね。
      ただ子供は全員愛され、衣食住困らない状況になってほしいと切に願っています。

  2. なつみかん より:

    私も諸事情で子無しなんですが、記事の一つひとつの説明にうなずきながら読みました。

    事情や背景を知らずに提示される「簡単な解決策」が、どれだけ現実とズレているか…本当にそうですよね。
    これからのちーさんの選択も、陰ながら応援しています。

    • 管理人ちー 管理人ちー より:

      この件もそうですが、やはり経験者・当事者でないと分からないことが多いですからね( ´∀`)
      私自身も、自分が経験したことのみを発信するように心がけています。
      もしくは、そうじゃない場合は必ず客観的なデータを参照することが重要ですね。

  3. はにー より:

    え、そんなに養子を勧めるコメントがたくさんあることに驚きました…(コメントまでは読めてないのです、すいません)。ちょっと私には失礼に感じました。私は児童専門ではないのですが、福祉の世界にいる&社会的養護を教えていたので、里親や養子についての現状は知っているつもりです。
    私も長く不妊治療をしたので、考えはしましたが、結論ちーさんと同じでした。私には覚悟が足りませんでした。

    • 管理人ちー 管理人ちー より:

      やはり子供はペットじゃないので、安易に提案するのは考えたほうがいいかもですね(^_^;)
      でも多く方にこの問題をついでに知ってもらえたらいいなぁと思っています♪

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