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[失敗した投資商品]好配当グローバルREITプレミアムファンド通貨セレクトコース

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管理人ちー

アラサーで会社員を卒業し、投資と個人事業でゆるく生きている管理人ちーです!
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その他著書「自由に生きるためにお金にも働いてもらうことにしました。」「ゆるFIRE」、YouTubeチャンネル「ちーのゆるFIREな日々」の運営、ダイヤモンド・ザイ、トウシル、AERA、CLASSY.、ananなどメディアにも多数掲載実績あり

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こんにちは!

自称シンプリストちーです。

 

20代半ばの頃、試行錯誤しながら色々な商品に投資をしていました。

その中で、私も毎月分配型の投資信託に手を出していた時期がありました。

今でこそ知識もそこそこついてきたので毎月分配型は避けていますが、当時は証券マンも一番に進めていましたし、一見利回りもめちゃくちゃ高いので惹かれてしまうんですよね。

 

そして、その中から今回ご紹介するのは損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントの「好配当グローバルREITプレミアムファンド 通貨セレクトコース【愛称】トリプルストラテジー」です。

名前がめちゃくちゃ長いですよね(笑)

ということは、やはり商品自体もかなり複雑なものでした。

 

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毎月分配型の投資信託について

毎月分配型とは、その名の通り毎月分配金という名の現金が振り込まれる投資信託です。

当時、毎月分配型の投資信託というものをよく理解せずに利回りの高さに釣られて購入したんですが、多分同じような理由で買われた方も多いのではないでしょうか?

私は毎月分配型の投資信託を今でも2種類保有していますが、もうひとつのワールドリート・オープンについては以前記事にしております。

[保有株]ワールド・リート・オープンが2月よりまたもや減配!
皆さん毎月分配型の投資信託はお持ちでしょうか? 毎月分配型とは、毎月分配金が入金される投資信託ですね。 私も現在2種類保有しており、毎月一定額が入金されるんですが、先月その入金額が減っていたんです! まさか・・・と思い調べてみると、そのうち

 

このワールドリート・オープンは一応現在もトータルではプラスを維持していますが、今回ご紹介する好配当グローバルREITは買った時からずっとマイナスから抜け出せていない唯一の商品です(笑)

内容は似たような両者ですが、この好配当グローバルREITとは一体どういう商品なのか?

改めてちゃんと調べてみたいと思います。

 

好配当グローバルREITとはどんなファンド?

まず、この投資信託を保有している楽天証券にて運用方針を見ると、以下のように記載されています。

 

「UBP OPPORTUNITIES SICAV-SIF-TCW GLOBAL REIT PREMIUM Multi-Currency」を通じて、日本を含む世界各国の相対的に利回りが高いと判断されるREIT及び不動産関連株式等に投資する。

REITプレミアム(カバードコール)戦略の活用により、オプションプレミアムの獲得を目指す。

原則、金利水準や成長性が高いと考えられる6通貨の為替取引によるプレミアムの獲得を目指す。

 

世界中の高利回りの不動産を投資対象としていることは分かりますが、まず、「UBP…」とは何のことでしょうか?

目論見書に目を通してみると、ルクセンブルク籍の外国投資信託だということが分かりました。

ということは、投資信託に投資をしている、いわゆるファンド・オブ・ファンズ方式の運用をしているということですね。

 

次に、REITプレミアム(カバードコール)戦略とはどういうことか調べてみると、目論見書には、投資したリート等の個別銘柄毎に、保有口数(または保有株数)の一部または全部にかかるコールオプションを売却することにより、トータルリターンの向上を目指す戦略と書かれています。

コールオプションとは、ある特定の資産を将来のある期日に、あらかじめ決められた特定の価格(権利行使価格)で買う権利のこととなっています。

 

正直意味が分かりませんよね(^-^;

要は、これから資産が値下がりすると予測される場合にはこの戦略を利用することで、値下がり局面での損失を軽減したり、場合によっては利益を出すことができるというものです。

しかし、予想に反して資産が値上がりしてしまった場合には、その値上がり益を全て捨ててしまうことになるようです。

そして、為替取引によるプレミアムの獲得とは、金利差分の収益のことですね。

 

これらをまとめると、世界中の高利回りの不動産を投資対象としている海外の投資信託を運用し、その収益を安定させるために、値下がりした時に有利になる戦略と為替による差益をプラスしている投資信託ということになります。

うーんやっぱり複雑な商品ですね。

 

好配当グローバルREITの今までの値動きについて

何となくどういった商品なのかは分かりましたが、複雑な商品がゆえに値動きがどの指標に連動するのかよく分かりませんし、元の「UBP…」という投資信託の運用状況については調べても出てきませんでした。

 

では、他の似た内容の投資信託と比べるとどうなのでしょうか?

上記でもご紹介したもうひとつの保有商品であるワールドリート・オープンも世界の高利回り不動産が投資先というのは同じですよね。

現在ワールドリート系が軒並み下落傾向にあるわけですが、この商品は加えて色んなオプションがあるからか分かりませんが、より成績は悪いんですよね。

 

こちらが好配当グローバルREITの設定来チャートです。

出典:楽天証券

(ブルーの線が基準価格、オレンジの線が基準価格+分配金)

 

この投資信託はリーマンショック後の2013年から始まっていますが、設定時の10,000円からずーっと下落し続けています。

分配金込みで考えるとだいたいトントンにはなっていますが、ワールドリートオープンが分配金込みで倍の金額になっていることを思うと、やはり成績はよくないことが分かりますね。

 

私の保有状況

2013年5月に100万円分買い付け

基準価格10,485円

分配金200円

買い付け当時は毎月18日に100万円の投資に対して2万円弱の分配金がもらえました。

利回りは年23%になりますのでかなり高いですね。

しかし、その高分配は長くは続かず、どんどん分配金は下がっていきます。

 

分配金の推移

2015年3月より分配金170円へ減配

2015年6月より140円へ減配

2015年10月より80円へ減配

2016年4月より50円へ減配

2018年3月より30円へ減配

 

こんな感じでどんどん下がっています(笑)

2013年に月に2万円もらえていた分配金が今は月3,000円にまで減ってしまいました。

5年の間に6分の1(!)まで下がったということですね。

 

そして、購入直後からずっと特別分配のため、投資した100万円の中から分配金という名目でただ元本が返還されているだけの状態です。

現在、トータルリターンは約マイナス90,000円となっています。

 

2013年と言えば株価は今よりかなり低かった時期ですよね。

そのため、他の投資信託を買っていたらもっと上がっていたんだろうなぁと思うと、何でこれを買ってしまったんだろう・・・と思ってしまいます(*_*)

まあこれもいい勉強になりました!

 

まとめ

この好配当グローバルREITですが、2017年12月で償還の予定でしたが2022年の12月に5年延長されました。

償還とは、その投資信託の運用が終了することを意味しています。

定期預金の満期と同じような感じですね。

 

そのためマイナスで終わると思っていましたが、もしかしたら5年後にはプラスに転換しているかもしれません。

そんな期待も込めつつ、せっかくなのでこのまま持ち続けてみたいと思います。

そして最終的にどのような形で終わりを迎えるのか?

またご報告させていただきたいと思います。

 

以上、

最後までお付き合いいただきありがとうございました(^^)/

 

コメント

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